春秋山荘に観月台をつくり、夜通し遊ぶ観月祭を催します。
茶を喫したり、踊りを見たり音を聴いたり、
美術作品を愛でたり、話をしたり。
今年の中秋の名月は、京都・山科へご参集ください。
2018年9月24日[月祝] 17時頃から翌朝まで
場所:春秋山荘とその周辺(京都市山科区安朱稲荷山町6)
内容:喫茶、舞踊、音楽、美術 等
*「黄泉月夜」展開催中(9月1日~30日)
◆ 観月台(ムーンライトテラス)@京都山科・春秋山荘 ◆
月の光を浴びながら、茶を愉しみ、絵を愛でる。時に竹薮から音が聞こえ物ノ怪たちが遊戯する気配がするかもしれない。ただそれだけのこと、しかしながら究極の悦楽としてテラスに居る。
月のテラスを作りたいのは、三島由紀夫の『癩王のテラス』がずっと幻想の原点にあるからだろうか。黄泉へ向かう、黄泉へのカタパルトとして存在するテラス。それは夢幻能の舞台でもある、彼岸と此岸が混淆する処。
二年前からの春秋山荘の活動が、活況を呈してきた。アートを養成するとか古民家を再生するとか里山の自立とか、目的を掲げた途端に硬直化して結果は貧相なものとなるから、何も描かずただ交流を重ねてきた。創作する作家たちの感性が拡がり、作家同士のコラボレーションや観客との感覚の邂逅を体験して、漸くの一歩を踏み出すことにした。
まず中秋の名月、9月24日[月祝]から25日の朝にかけて夜通しで[喫茶]を楽しみ、さらなるはじまりの交流を確かにしたいと考え、春秋山荘に観月台を設営することにした。夜から朝にかけてお茶を飲んだり、お菓子を食べたり、踊りを見たり音を聴いたり、美術作品を愛でたり、話をしたり。それができれば、ネクスト・ステージの階段は向こうからやってくる。そう思います。
観月台を作ると決めただけで何も決まっていません。片づけの手でも、参加でも、舞台組みでも、手助けがたくさん必要です。ぜひ力を貸して下さい。
この観月祭に合わせて、「黄泉月夜」展(9月1日~30日)を催します。月をテーマにした様々なアーティスティックな創作物を結集します。
(今野裕一)
★観月台 建設プロジェクト 一緒にやりませんか★
京都・山科の「春秋山荘」。築150年の古民家を、手付かずのままギャラリーとして利用しています。駅から徒歩20分とは思えない非日常の異界で、周囲は生い茂る竹林に囲まれています。その竹林の一角を切り開き、竹のステージをつくるプロジェクトです。
現在は、発起人である『夜想』編集長・今野裕一を中心に、友人で庭師の山下良文、喫茶仲間の数寄者数人が集まり、まずは片付けをしはじめたところです。
まだまだ作業はこれからで、なにぶん人手が足りません。
もしよければ一緒にステージづくりをしませんか?
次の作業予定日
7月 29日[日]11時頃〜16時頃(予定)